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【災害の歴史】自然災害伝承碑とは?

はじめに

地震や台風など自然災害の多い日本では、日ごろから防災対策が必要です。災害時に役立つ防災用品を備える一方で、過去の災害を知ることも防災対策になります。このページでは、あまり気にかけることはない自然災害伝承についてご紹介します。

自然災害伝承碑とは

日本では昔から数多くの自然災害が発生してきました。発生した自然災害の教訓を後世に伝えようとした先人たちが残した石碑やモニュメントを 自然災害伝承碑(しぜんさいがいでんしょうひ)といいます。

右図は2019年に国土地理院が新たに制定した自然災害伝承碑の地図記号です。

国土地理院の取り組み

国土地理院は、「自然災害伝承碑があることを知らない」「自然災害伝承碑があることを知っているが、読んだことはない。読めない。」といった声を聴き、全国の自治体と連携して整備を進めている自然災害伝承碑に関する情報は、令和元年6月19日より国土地理院のウェブ地図「地理院地図」に掲載しています。

地理院地図が公開する情報は以下のとおりです。

碑名 自然災害伝承碑の名称
災害名 同碑の対象となっている災害名
災害種別 同碑の対象となっている災害の種類
建立年 同碑が建立された年
所在地 同碑の所在地
伝承内容 碑文に記載された内容に、死者数や建物被害など被害の規模を示す情報等を補足し、100字程度に要約した情報
写真 同碑の写真

地理院地図はこちらから

おわりに

災害は同じ場所で起こりやすいと言われています。過去に起こった災害を知ることで、自らの命を守ることができるため、お住まいの地域の自然災害伝承碑を地理院地図で探して、実際に見に行きましょう。

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